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Channel: スポーツナビ+ タグ:本間篤史
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メガネがキラリと光る 第41回社会人野球日本選手権大会北海道地区予選~JR北海道×室蘭シャークス 第1戦

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室蘭シャークス 1 0 0 0 0 0 0 1 0  2 JR北海道    0 0 1 0 0 0 0 1 1x 3 9月21日:札幌円山球場室蘭シャークス 鈴木、磯部、今崎 - 井川 JR北海道   福山、若杉、戸田 - 大東現在、第41回社会人野球日本選手権大会は1枠を残して参加チームが全て決定しています。そしてその残り1枠が北海道地区枠。その残った枠をめぐって争うJR北海道と室蘭シャークスの1戦を観戦しに円山球場へ足を運んで行きました。 JR北海道の先発は今はなき三菱ふそう川崎野球部の生き残り・福山雄。そういえば気付いたら彼、移籍先であるJR北海道の方も長くなっていますね…彼とこの試合投げ合った室蘭シャークスの鈴木駿也も前に在籍していた福岡ソフトバンクよりシャークスの方が気付いたら在籍長くなっていた、ということになるかもしれないですね。それでその福山と鈴木の両先発。この試合では互いに最速138kmぐらい?の真っ直ぐに変化球を織り交ぜるピッチングでしたが揃ってよく被安打も浴びる投球で、先に失点したのは福山。試合開始早々の1回表、新人ながらすっかり今季シャークスの核弾頭役に定着している1番センター飯田篤史が内野を強く抜くヒットでいきなり出塁し、彼が三塁まで進んだところで4番ショート小屋畑尚哉が遊ゴロの間にホームへ駆け込みシャークスが先制します。しかしながらシャークス先発鈴木も前述した通りピリッとしないピッチングで、彼は3回裏に失点。その3回裏は、JR北海道9番セカンド美馬健太のセカンド頭上を抜くヒットと、1番ライト中谷泰周がバントの構えからバスター!レフト前ヒットで続いたところでこの試合3番レフト出場の本間篤史が打席に入ります。本間はボールを見極めながら甘い球が来た瞬間メガネがキラリと光ると(注:個人の視点です)バット一閃!レフト前タイムリーヒット!!中大OB美馬・駒大OB中谷・亜大OB本間と、東都トリオの活躍でJR北海道が同点に追い付きます。そしてこの試合は福山&鈴木がこれら以外にも結構ヒットを打たれてしょっちゅうランナー、それも先頭打者ヒットからのノーアウトのランナーがやたら多かった印象があったのですが、その度に互いにバント失敗やランナーでいて飛び出していたところを刺されてアウトとお互いに雑な試合運びだったため、結果的にロースコアの接戦になります。まぁ、良くいえばランナーをよく刺したり、バントで転がしたボールを素早く取って二塁に送球して犠打を何度か防いだりしていたJR北海道の大東憲司、シャークスの井川直人と両軍キャッチャーのファインプレーが目立っていた試合といえなくもないのですが、そもそも守備側はランナーを出さなければ済む話だし、攻撃側はヒットをいくら打ってもその後のバントや走塁がお粗末では…とどうもこの試合は両軍の“粗さ”が目立つ感じでしたね。そんなこんなでお互いにチャンスは毎回のように作りながら攻め手を欠いたまま、シャークス側は5回途中からリリーフ役ながら今季チームで最も頼れる投手である磯部洋輝が。 JR北海道側も5回途中からの若杉健を挟んで6回表からエース戸田公星がマウンドに上がり、両軍とも不安定気味だった先発に変わって締まったピッチングを期待します。ですが野球ってなかなか思い通りにならないというか、満を持してマウンドに上がったはずのエース戸田もまた今試合の先発に引きずられるが如くピリッとしない感じで、マウンドに上がって最初のバッターにいきなり右方向へ長打コースの打球を打たれてしまい、ここはこの試合打撃でも活躍していたライト中谷が間一髪のダイビングキャッチでライトフライとして事無きを得るのですが立ち上がりから何とも不安を感じさせる内容。その後もランナーを背負うピッチングを続けながら8回表、この回先頭打者の飯田に138kmのストレートをレフト前ヒットにされる1回表と同じような展開にされると、さすがに戸田もヤバいと思ったのか直後からガンの球速表示が上がってきて130km後半台の多かった彼の真っ直ぐが141km前後を計測し始めたのですが、シャークス打線の打席に入ったのは内野ゴロで先制点を上げ、その後も複数安打を放っていた打撃好調の小屋畑。小屋畑は戸田の甘く入った球をきっちり捉えると、打球は前進守備をしていたレフト本間の頭上を大きく越えるタイムリーツーベースヒット!土壇場でシャークスが勝ち越しに成功します。ですがシャークス側の磯部も(両軍先発や戸田に比べると比較的安定していたものの)やっぱり相手を圧倒するというほどのピッチングではなく、JR北海道はそこを突いて勝ち越しを許したすぐその裏に反撃開始。8回裏にこの回先頭の野澤尚がヒットで出塁、続く大東がきっちり送りバントをしたところで打席には6番DH出場の土屋晋助。正捕手争いではなかなか大東に勝てないのですがDHではよく起用されるので打撃でアピールしたい彼が、ここではきっちりタイムリーツーベースヒット!JR北海道がすかさず同点に追い付きます。試合の流れがJR北海道側に行くと、その空気にのって9回表は戸田の投球がようやく落ち着いてあっさりシャークス打線を片づけると、最終9回裏。 JR北海道打線はあっさりツーアウトまで取られますが、ここから打順が最初に戻ったところで中谷と丹澤賢の一、二番コンビが連続ヒット!そして打席に入るは今試合既にタイムリーを1本放っている本間。皆の期待を受けた彼のメガネがキラリと光ると(注:あくまで主観です)、バットが一閃、打球はレフト方向へ飛ぶサヨナラヒット!最後はJR北海道の粘り勝利で、日本選手権出場へ大きく前進しました。

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